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コラム

蛾類学会コラム7 「なに食ってるか分からない蛾」を飼育して実験材料にする(1) 幻の蛾、カバシタムクゲエダシャク

松井悠樹・中 秀司(鳥取大学農学部)   日本には約300種の蝶が生息しており、その全てで「幼虫が食べる餌」が解明されています。例えばアゲハチョウの幼虫ならミカンやサンショウを、オオムラサキの幼虫ならエノキやエ [… 続きを読む]

蛾類学会コラム6 ハネ退化研究のモデル昆虫、フチグロトゲエダシャク

新津修平 フユシャクガの中でも昼間のみにオスが飛翔活動する種類は2種いて、1種はフチグロトゲエダシャク、もう1種はカバシタムクゲエダシャクである。その中でもフチグロトゲエダシャクは、私が1994年に卒業研究としてハネの退 [… 続きを読む]

蛾類学会コラム5 カトカラ同好会

田中拓 キ、シロ、ベニ、ムラサキ、海外にはクロ、オレンジも。鮮やかな後翅と渋ーい前翅で人気のカトカラ(Catocala)をこよなく愛する私たちです。石塚勝己(『世界のカトカラ』(むし社)著者)さん、藤平暁さん、田中拓が2 [… 続きを読む]

蛾類学会コラム4 冬尺蛾完全制覇への道

飯森政宏 2016年の11月にそうそうたる冬蛾屋の面々が一堂に介する「冬ノ蛾座談会」という集まりがあり。その中で参加者が今までに採集したフユシャクの種数を発表していった。一位はもちろん中島秀雄氏の34種。当時の私はフユシ [… 続きを読む]

蛾類学会コラム3 キリガ(冬夜蛾)

小林 秀紀   蛾の最盛期はもちろん春から夏だが、冬に蛾ファンが熱中するのがキリガ(冬夜蛾)だ。身も心もキリっと引き締まる寒い季節に、キリガを採るのは、その難しさと稀少さで心躍るひと時だ。採集に出るときに今晩の [… 続きを読む]

Last update: 19 Dec, 2017