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蛾類学会コラム5 カトカラ同好会

田中拓

キ、シロ、ベニ、ムラサキ、海外にはクロ、オレンジも。鮮やかな後翅と渋ーい前翅で人気のカトカラ(Catocala)をこよなく愛する私たちです。石塚勝己(『世界のカトカラ』(むし社)著者)さん、藤平暁さん、田中拓が2007年に立ち上げ、11年目に入りました。日本のカトカラ全種、都道府県別種類数、出現月、最早・最遅記録、世界のカトカラ(旧大陸、新大陸別解説)のページがあるHPを持っています。また、興味のある人が集まるメーリングリスト(原則、実名で投稿)で情報交換をしています。メンバー数は50名を超えました。

各地からの報告により新産地の発見があり、発生の様子などがわかります。日本のカトカラは31種と制覇を目指すにはちょうどいいくらいの種数で、「今年は何種目」という競争も盛んです。石塚さんは海外カトカラ研究の最新事情などを紹介。飼育が好きな方もいます。

メールだけでなく、会員同士で採集に行くことも多いですし、オフ会も盛んです。先日は新春恒例の「今年もカトカラ採るぞ! 新年会」に20名が集まりました。

これまでの投稿から写真付きの投稿を少しご紹介します。

「戸台の石灰岩に鎮座する“仙人”です。」(ナマリキシタバ)藤平さん、2012年8月22日

「伊豆のカバフ&クロシオを狙ってみました。やはりカバフは、日中の見つけ採りが有効のようです。」(カバフシキタバ)藤平さん、2014年8月3日

「イランからもどり、4回目でやっとlesbiaが飛んできて喜んでいます。」(タイヨウベニシタバ)田中、2016年12月3日

「ステーキをいただきながら、布袋様が裸で呑んでいます。往年のギタリストもいます。将棋部長も真剣に指しています。」(長野県旧明科町の石塚さん別荘で夏合宿)石塚さん、2015年8月11日

蛾に(カトカラに)初めて興味を持たれた方も「カトカラ同好会」メーリングリストに入りませんか。
興味を持たれた方はHP(http://index.catocala.jp/index.htm)をお訪ねください。

 

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Last update: 24 Jan, 2018